2002年04月07日
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感想『珍獣島のチョッパー王国』

Written By: トーノZERO連絡先

 ふとパンフを見ると、ワンピースの劇場版って、全部劇場のスクリーンで見てることに気付きました。いや、別にワンピース大好きって訳でもないし、普段TVシリーズは見てもこのサイトに感想を書いてないし。

 それはともかく。

 今回の映画、『珍獣島のチョッパー王国』は歴代ワンピース映画の中で、いちばん良い出来じゃないかと思います。

 理由は2つ。

 1つは、TVシリーズのスペシャル版というよりも、漫画映画という作りになっていること。TVではやらないような、絵が動くことの面白さを堪能するシーンもあって、あえて映画館に来る価値を与えています。

 もう1つは、明確にチョッパーを主人公とした映画で、話の骨格がしっかりしていること。たとえば前作では主人公と仲間達に、それぞれ均等の見せ場があって、印象が分散してしまっています。TVシリーズのスペシャルに徹するのなら、オールスター全員見せ場あり、でも良いのですが、それじゃ映画になりません。今回は、敵を3人に絞り込んで、ゾロ対部下A、サンジ対部下Bという脇道の戦い2本と、敵のボスとの壮絶な死闘だけに整理されていて、ここで燃えるぜというシーンを燃えるべくして盛り上げているので、非常に楽しみやすかったと感じます。

 (とはいえ、前回の映画には、ナミさんの花嫁姿という見所がバッチリあったんで、それはそれで良かったんですけどね)

 今回の映画で、もう1つ「ほぉ」と思ったのは劇場で販売するパンフが非常に渋くて出来がいいことです。表紙は派手な色は使わずにブラウンの地に金色でロゴが入っていて、カッチョイイです。登場人物紹介も、ドレスアップして格好を付けたルフィと仲間達の描き降ろしと思われるイラストが、各人1ページ使って大きく掲載されています。なにせ、服装が映画本編とぜんぜん違いますから、服装の設定からして作ったんでしょう。凝ってます。

 と~のは、劇場版ワンピースを応援しています。


ご注意: このコンテンツは、「バーチャルネットライター と~のZERO歳」と呼ばれるサイトに書き込まれた内容を変換して、本サイトに転送したものです。このコンテンツの内容は、「と~のZERO歳」という仮想人格が書いたものという設定であり、謎のアニメ感想家トーノ・ゼロと限りなく近いものの、必ずしも同一人格ではないことをお断りしておきます。